(引用元:ゆんフリー写真素材集)
四国・愛媛の道後温泉は、兵庫の有馬温泉、福島のいわき湯本温泉とともに日本三古湯のひとつに数えられており、3000年以上の歴史があります。道後温泉街のほぼ中央に位置する道後温泉本館は、国の重要文化財の指定を受けているほか、財団法人古都保存財団の「美しい日本の歴史的風土100選」にも選出されています。2015年には、写真家兼映画監督の蜷川実花さんとのコラボによりアートフェスティバルが開催され、歴史ある場所で最先端のアートが展開されました。
松山は夏目漱石の『坊ちゃん』の舞台であることは言うまでもありませんが、数々の映画やドラマのロケ地としても採用されています。道後温泉本館は、宮崎アニメの最高傑作『千と千尋の神隠し』に登場する建物のモデルにもなっています。こちらではストリートビューを通じて、日本最古の温泉として知られる愛媛・道後温泉街を覗いていきたいと思います。
明治の文明開化の時代にタイムスリップ|道後温泉駅
まず、こちらは道後温泉の最寄りの駅、伊予鉄道城南線・道後温泉駅前になります。明治時代の洋風建築をそのまま再現した駅舎の前には、約60店舗が軒を連ねる道後ハイカラ通り、心弾むメロディーとともに『坊ちゃん』のキャラクター人形が出てくるカラクリ時計などがあり、文明開化の雰囲気に包まれています。駅に降り立つやいなや、あたかもタイムスリップしたかのような気分になれるでしょう。
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カラクリ時計の横には足湯のスペースも設けられています。誰でも自由に入ることができますので、歩き疲れたら、お湯の中に足を入れて、疲れをほぐすとよいでしょう。
約60店舗が集結|道後ハイカラ通り
ここは「道後ハイカラ通り」です。店に施されたデザインからも明治のロマンを感じさせられます。
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道後ハイカラ通りは道後温泉駅から道後温泉本館へと通じる商店街であり、土産店や飲食店を中心に約60店舗が立ち並んでいます。夕暮れ時には旅館の浴衣を身に纏った人々が出歩くため、日本の風情を感じることができます。
商店街を抜けると、目の前は道後温泉本館
L字型の道後ハイカラ通りを抜けると、道後温泉本館に到着します。実際に足を運んだことはなくても、テレビや雑誌などで外観に見覚えがあるという人は多いのではないでしょうか。伝説の白鷺が彫り込まれた風格のある建物が印象的です。
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明治期の『坊ちゃん』のイメージが強い道後温泉ですが、実際の歴史はもっと長いのです。かの聖徳太子も訪れた日本最古の温泉として語り継がれており、日本書記にも登場しています。皇室の方々も訪れており、館内には一般客用の神の湯、霊の湯に加え、皇室専用の湯殿が設けられています。
道後温泉のお湯は日本人のお肌と非常に相性の良いアルカリ性単純泉です。お湯に浸かっているだけで徐々に疲労が回復し、完全に全快したという例もあり、病気療養には適しています。
道後温泉本館
電話:089-943-8342
住所:愛媛県松山市道後湯之町6-8
道後温泉物語
安く済ませたいなら椿の湯もおすすめ!
道後の源泉かけ流しの名湯を堪能できるのは道後温泉本館のみではありません。道後温泉本館の姉妹湯として誕生した道後温泉・椿の湯や近辺の旅館・ホテルにも配湯されており、同等の入湯効果を得ることができます。椿の湯については道後温泉本館よりも安く済ませられることから、地元の人々のための公衆浴場として浸透しています。
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椿の湯は道後温泉本館に比べると歴史が浅く、1953年の第8回国体開催時にオープンしました。その名前には椿が生い茂っている光景を一目見た時の聖徳太子の賞賛的な思いが込められているそうです。
椿の湯の浴室内は以下のような感じになっています。花こう岩で出来た中央の湯釜には愛媛を代表する俳人、正岡子規の句が記されています。
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道後温泉本館の裏側には・・・
道後温泉本館の背後の通りには観光客用のホテルや旅館が多く立ち並びます。
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一人でのんびりと道後の情緒に浸りたいという方には、秘境的な要素を併せ持つ奥道後がおすすめです。国道317号線沿いにさらに奥地へ進むと奥道後エリアに到着します。
まとめ
道後温泉は有馬温泉、いわき湯本温泉とともに日本三古湯のひとつに数えられている日本最古の温泉であり、聖徳太子も訪れたことがあると伝えられています。お湯の中に患部を浸したところ、瞬く間に癒えたという説もあり、不思議なパワーを授けてくれる場所でもあります。
『坊ちゃん』とも関わりが深く、道後温泉街には明治の文明開化の時代を彷彿させる情緒が漂っています。ホテルや旅館より貸し出された浴衣を身に纏いつつ、マドンナや野だいこになった気分で道後温泉街をぶらりと出歩いてみるのもよいものですよ。
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