「行きたくない街」第1位に選ばれるってどんな気持ちなんでしょうか。
全国主要8都市に住む人を対象におこなった「都市の魅力やイメージ」に関するアンケートで、名古屋市がぶっちぎりの最下位になってしまいました。ちなみに他の都市は、札幌市、東京23区、横浜市、京都市、大阪市、神戸市、福岡市。(ちなみにこの調査、名古屋市がおこないました)
この報せを受けた名古屋市民は怒り、狂い、反撃ののろしをあげ……ませんでした。怒り狂うどころか、「まあそうかもね」と妙に納得た。名古屋近郊に住む私も、正直ショックではありませんでした。「『名古屋めし』以外に名物って特にないよね?」と言われれば、「はいそうですね」と答えるくらいです。
けれど、本当にそれだけなのか? 最下位という事実は変わらないかもしれないが、一矢くらい報いたらどうだ?と私の中にあるなけなしの地元愛が訴えてきます。たしかに、自分はまだ名古屋の魅力を把握してないだけかもしれない。いつも遊んでるあの場所は、実はすごくいいところかもしれない。見逃してるだけで、まだまだ名古屋には魅力的な場所があるかもしれない。
ということで、この記事では名古屋の名所をご紹介します! ただし、いわゆる普通の観光地っぽいところはありません。なんたって魅力のない都市No.1ですから、普通の観光地を紹介してもみなさん興味持ってくれませんよね? 今回は、珍スポットや私が個人的に楽しんでる場所など、そこ行くなんて通(つう)だね!というか変だね!と思われるようなスポットを紹介してきます。
一歩先は昭和。侘びしさ漂う「中央菓子卸市場」
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<写真中央、錆びついたトタン板に覆われているのが「中央菓子卸市場」>
名古屋には、お嫁に行く新婦の実家の2階からお菓子をまく「菓子まき」という風習があるくらい、お菓子と縁の深い街なんです。そんな名古屋でお菓子といったら、名古屋駅から地下鉄15分、西区にある「中央菓子卸市場」です。
錆びたトタン板が前面を覆い、真ん中に書いてある「中央菓子卸市場」の文字は息も絶え絶えといった様子。店先にはダンボールが積まれ、レジや人の姿も見当たらない。本当に営業しているのか?と疑いたくなるビジュアルですが、もちろん営業しています。日曜・祝日はお休み(らしい)です。
お店の中に入ると、まるで昭和に迷い込んだようなレトロさ。侘びしさと落ち着きを感じます。道は細長く続き、人がすれ違えないほどに積まれたダンボールに囲まれながら、いざお菓子選び。一人でも大興奮な場所ですが、友人と駄菓子の思い出を語りながら選べば楽しさも一入です。
中央菓子卸市場
〒451-0041 愛知県名古屋市西区幅下2丁目20
名古屋の星空は世界一!ギネス認定の「名古屋市科学館」
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ふたつ目に紹介するのは、「名古屋市科学館」。ギネス記録に認定された世界最大のプラネタリウム「ブラザーアース」があることで有名です。
プラネタリウムのドーム内径は35m。視界のほぼ全てを覆うように映像が投影され、限りなく本物に近い星空だと大評判。さらに、このプラネタリウム専用に設計された音響システムによって、満天の星を見ながら美しい音につつまれるような感覚を味わうことができます。
このプラネタリウム、なんといっても立地が最高なんです。名古屋のど真ん中、中区にある白川公園内に設置されており、地下鉄伏見駅から徒歩5分、名古屋駅から歩いたって30分かかりません。
ちなみにここは珍スポットでもなんでもなく、ただの名所。私が個人的に好きで、月に1度ほど通っている場所でございます。注意点として、けっこう混みます。また、当日券しかないため、午前中で売り切れることもしばしば。私は平日に行くので案外平気ですが、休日に行かれる際は開館時間を狙っていくのがいいかもしれません。
名古屋市科学館
〒460-0008
愛知県名古屋市中区栄二丁目17番1号 芸術と科学の杜・白川公園内
公式HP http://www.ncsm.city.nagoya.jp/
都会に潜む食材の宝庫「柳橋中央市場」
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名古屋駅から徒歩10分という近くにある、「柳橋中央市場」。“名古屋・東海の台所”とも呼ばれ、プロが目利きした新鮮で確かなものが地元・全国から届けられる食材の宝庫です。名古屋市民でも行ったことがないという人がけっこういる、隠れた名所です。
街のど真ん中でおいしい魚が食べたい!と思った時は、迷わずこちらに!
柳橋中央市場
〒450-0002 愛知県名古屋市 中村区名駅4丁目15−2
公式HP http://www.marunaka-center.co.jp/index.php
日本が誇る洋食器に触れる「ノリタケの森」
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明治37年(1904)年に洋食器メーカーとして出発し、日本初のディナーセットを完成させて世界中に広まり、やがて「ノリタケチャイナ」として世界に名をはせるようになるノリタケカンパニーリミテド。ここ「ノリタケの森」は、そんなノリタケカンパニーリミテドが創立100周年を記念して作った複合施設です。
“文化と出会い、森に憩う”をコンセプトに、工場やミュージアムの見学、絵付け体験、ショッピングや食事など、楽しく陶器と触れ合うことができます。
工場跡であるレンガ棟や陶磁器の焼成用トンネル窯の煙突跡など、経済産業省により「近代化産業遺産」として認定もされ、文化的にも貴重。また、せせらぎやビオトープなど緑豊かな自然を感じさせるゾーンもあり、リラックスしたひとときを過ごせる都会のオアシスでもあります。
家族とのピクニックや恋人とのデートなど幅広く楽しむことができ、名古屋駅から徒歩15分ほどなので、ぜひ気軽に足を運んでみてください。
ノリタケの森
〒451-8501 愛知県名古屋市西区則武新町3−1−36
公式HP http://www.noritake.co.jp/mori/
まとめ
魅力のない都市No.1の汚名を、少しはキレイにできたでしょうか? 他にも、日本唯一の「お乳のお寺」や狂気じみた「お菓子のお城」、トトロでお馴染みの「サツキとメイの家」など紹介したい名所はたくさんあるのですが、今回は厳選した4つをご紹介しました。ほとんど個人的に通っているところばかりで恐縮ですが、一風変わった名古屋観光ができるんじゃないかと思います。ぜひ名古屋に来た際は参考にしてみてください!
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