日本最北端の有人島「礼文島(れぶんとう)」をご存知でしょうか。「沖の島」を意味するアイヌ語「レプン・シリ」を語源に持つ、稚内からフェリーで2時間ほどの島。海抜0メートル地帯でも、2000メートル地帯にあるような高山植物が自生していて、200種を超える種類の花々が咲き乱れているため、「花の浮島」の異名でも呼ばれています。
今回は、そんな最北端の景観を楽しむことが出来る「礼文島」のオススメ絶景を、ストリートビューで紹介したいと思います。普段なかなか見ることが出来ない北の離島の魅力を、余すことなく紹介していきますので、ぜひお楽しみください。
北のカナリアパークから元地灯台
港から北海道道40号線を進み、島の南端を目指していくと、北のカナリアパークに着きます。ここから北上し「元地灯台」を目指しますが、この辺りは「利尻富士」の絶景を楽しめる最高のポイントとなります。礼文島の兄弟ともいえる利尻島の名峰が海にそびえる姿は、まさに圧巻と言えるでしょう。
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どうですか。大いなる自然に囲まれながら眺める「利尻富士」の力強い姿は、礼文島でなくては見ることのできない絶景と言えるのではないでしょうか。ちなみに筆者は、この利尻富士の姿に魅せられて、礼文島にハマってしまいました。
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礼文島の中でも有名な観光スポット、元地灯台です。草原の中にポツンと佇む白い姿が、なんとも愛らしいと思いませんか。見渡せば、海・崖・利尻富士、そして広がる高原植物と、礼文島の魅力が全て詰まっているような空間です。自然が好きな人であれば、一日中いても飽きないのではないでしょうか。
元地灯台から桃岩展望台
佇む元地灯台に別れを告げて、礼文島の中でも一番の絶景と評判が高い「桃岩展望台」を目指します。この2点を結ぶ遊歩道は、礼文の高山植物が一面に広がる高原です。「花の浮島」の魅力を思う存分味わい尽くすことができるルートになります。この人気ルートを歩くために、日本のみならず、世界中からたくさんの人々が訪れているそうです。
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道の途中、礼文島の全貌を一望出来る峠があります。ここらでチョットひと休み、まさに360°パノラマの絶景をカメラに収めるチャンスです。水分補給して、体力を取り戻したら、もう少し頑張って歩を進めていきましょう。
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まさに「花の浮島」に恥じない絶景です。広大な草原に、ところ狭しと咲き乱れる花々の姿・力強く突き出しそびえる桃岩・島を取り囲む海。そして海の向こうの利尻富士は、日本を代表する展望と呼んでもいいくらいの素晴らしさだと思います。ストリートビューでも美しさを楽しめますので、ゆっくり眺めてみてください。
島北部|久種湖からスコトン岬
さて、島の南部の絶景を満喫したら、車を北へ走らせましょう。ただここで、一つ注意点があります。礼文島には島の東側にしか車両が通行できる道路がありません。桃岩展望台がある西側には北部につながる車道が無いため、島の北部を目指すためには一度来た道を戻る必要があります。少し不便ですが、車が通ることが出来るエリアが限定されているおかげで、礼文島の豊かな自然が守られているのですね。
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少し長めのドライブを楽しんでいると、目の前に湖が姿を現します。日本でも珍しい離島にある湖「久種湖(くしゅこ)」です。アイヌ語の「山越えする湖」が、その名の由来になっています。対岸に見える山を越えると、そこはもう海。久種湖は、海がせき止められてできた「海跡湖」であるという説もあるようです。はるか昔のアイヌの人たちは、そのことを知っていたのかもしれませんね。
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湖の北側まで車を進めていくと、湖の違った表情を見ることが出来ます。この場所から見る久種湖は、ちょっと悲しい雰囲気がしませんか?久種湖の成り立ちを描いた伝記に「2人の若い漁師と村の長の娘の悲恋」を謳ったものがあります。3人が折り重なるようにして亡くなった場所に、雨が溜まって出来た湖が「久種湖」であるという物語です。アイヌの人たちも、この湖を見て「物悲しい表情をしている」と思ったのでしょうか。そのような歴史を振り返りながら眺めると、礼文島の旅が一段と面白くなってきますね。
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小高い丘に紅い鳥居を見つけたら、この旅路も終盤になります。礼文島最北端の神社「須古頓神社(すことんじんじゃ)」は、須古頓地区の稲荷神社と白浜地区の金毘羅神社が合併して出来た神社です。五穀豊穣の「お稲荷様」と金福招来の「金毘羅様」の二柱を祀っているわけですから、ご利益も2倍かもしれません。欲張ってはいけませんが、ちょっと寄り道してお参りしておきましょう。
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旅のゴールに到着しました。最北端の有人離島の最北端「スコトン岬」です。荒々しい海が広がる景観は、なかなか趣があります。ここは野生のアザラシが訪れる場所として知られており、岬の下の「民宿スコトン岬」は、アザラシの見える宿として運営しているところも、面白いですね。目の前に見える島は「トド島」という無人島で、かつてはトド猟が行われていたと言われています。晴天の日には、トド島の先にサハリンが姿を現すこともあるそうです。
まとめ
どうでしたか。礼文島の絶景を堪能できたでしょうか。礼文島は気軽に行くことが出来る離島ではありませんが、時間をかけてでも訪れる価値がある素晴らしい島です。一度旅してみれば、その魅力に取りつかれることでしょう。ストリートビューでは紹介しきれない魅力もあるので、この機会に直接足を運んでみてください。
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