約2000年前に建てられたというローマ帝国のシンボル「コロッセオ」
「コロッセオが崩れる時、ローマが滅びる。そして、ローマが滅びる時、世界が滅びる。」
という有名な言葉が12世紀に存在したように、コロッセオはまさにローマ帝国の象徴でした。
そんなコロッセオ、実は2012年12月から本格的な修繕工事が行われており、今年2015年に約3年に及んだ工事が終わりを迎えるというのです。
今回は、滅多に見ることのできない改修工事中のコロッセオを覗きに行ってみましょう!
闘いの地 コロッセオ
ご存じの方も多いと思いますが、コロッセオは皇帝や議員たちによる娯楽提供の場でした。
娯楽と言っても現代のものとは違い、猛獣と剣闘士や剣闘士同士の闘いが行われていたそうです。
コロッセオは約5万人の観衆を収容することができる巨大スタジアムとして、
たちまち人々の人気を集めました。
人々の死闘のみならず、アリーナに水を張って神話の世界を再現したりする趣向を凝らしたイベントが行われていたこともその理由の一つと言えます。
5万人を収容する観客席
古代ローマ期にはこの観客席が人々で埋まったことを想像すると、その迫力についつい尻込みしてしまいます。
観客席は下から順に皇帝、議員、騎士、市民、奴隷と階級順になっていて、皇帝席には、日光が当たらないように設計されていたそうです。
2000年前の人の技術に驚かされます。
複雑な地下構造
現在のコロッセオは床が外れ、当時見ることのできなかった地下を、見ることが出来るようになっています。
ここには檻に入れられた猛獣がいたり、その猛獣を死闘の舞台に運び上げる人力のエレベーターなどがあったと言われており、古代ローマ人のアイデアの素晴らしさを垣間見ることができます。
有名なシルエット
ひとたび外に出ると、そこには誰もが一度見たことがあるであろう、コロッセオの外観に出会うことができます。
かつては綺麗な円形だったコロッセオも長年の歳月を経て、今の形になりました。
修繕作業真っ只中のコロッセオ。
工事終了後には、一般人が足を踏み入れることのできるエリアが広がるとか。
新しいコロッセオが待ち遠しいですね。
最後に
普段は夜間の開放をしていないコロッセオ。
しかし、1年のうちの決まった日にちにはライトアップされたコロッセオに入場できる期間があります。
ローマを訪れたら記念に夜のコロッセオに出かけてみてください。
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