FLIC 360 BLOG FLIC 360 BLOG

 
昨今メディアでも注目されている「灯台」。海と空と灯台のコントラストと、その土地の地形が織りなす造形の美が素晴らしい絶景ポイントです。気軽に行ける灯台もあれば、一生のうちに一度いければいいような、秘境にある灯台もあります。何を隠そう、筆者は「灯台マニア」の一人。「生きてるうちに出来る限り多くの灯台を見ること」が人生の目標です。
 
そんな灯台の魅力をより多くの人に解って欲しいと思い、日本の中にある「一生に一度は見ておくべき価値ある灯台」を5つ紹介することにしました。今回は敢えて「基本的で親しみやすい灯台」を厳選しています。世界に誇る日本の素晴らしき灯台を楽しんでくださいね。
 

130年を超える歴史を持つ文句なしのAランク灯台|御前埼灯台

静岡県の御前崎の最南端に聳える、御前崎のシンボルとも言える白亜の塔。2次大戦中の戦禍により灯器・レンズ・本体に損傷を負ってしまいますが、竣工当時の姿を再現するための復旧工事が1949年に行われました。その後土台の補強工事は施されましたが、灯台自体は当時の姿を保ったまま。日本の灯台50選に選出、Aランクの保存灯台に指定された、歴史的文化的価値がある灯台です。
 
↓↓画像の上でクリック&ドラッグすると、360°の景色が楽しめます↓↓

 
灯台の3キロメートル沖に「御前岩」と言われる暗礁があり、1953年から57年までの間に17件もの海難事故が起こっています。それだけこの辺りは暗礁が多く事故が起こる可能性が高いということ。実際この海では江戸時代から座礁事故が多く、この灯台が出来る前は「見尾火灯明台」という灯台があったそうです。御前崎の景観に映えるこの灯台は、近くで見ても崖の下から見ても美しい、面長ですらっとした美少年のような立ち姿をしています。
 
御前埼灯台
電話:0548-63-6821
住所:静岡県御前崎市御前崎1581
御前崎観光ガイド
 

琉球の風を切りながら立つ姿が美しい|平安名埼灯台

宮古島の東平安名岬にある「平安名埼灯台」。宮古島はどこも美しく、マリンスポーツの影に隠れてしまい見逃しがちな観光スポットになっています。しかしこの灯台は、周辺にある公園が日本の都市公園100選にも選ばれている素晴らしい観光スポットです。灯台としても日本の灯台50選に選ばれています。1967年の琉球政府時代に設置された、比較的新しい灯台ですが、その美しさ・壮大さはホンモノです。
 
↓↓画像の上でクリック&ドラッグすると、360°の景色が楽しめます↓↓

 
筆者は平安名埼灯台のことを勝手に「スポーツマン的好青年灯台」と呼んでいます。すらっとスマートな立ち姿ながら、力強さも感じる風貌にピッタリだと思いませんか。見学可能な灯台の中では一番最南端にあり、その点においても価値が高いかと。
 
↓↓画像の上でクリック&ドラッグすると、360°の景色が楽しめます↓↓

 
しかも、上まで登れる灯台です。登ればそこには宮古島の大パノラマビューが眼前に広がります。この景色を見るだけでも、この灯台を見に来た価値があると言えるでしょう。
 
平安名埼灯台
電話:090-8294-4010
住所:沖縄県宮古島市城辺保良1221-14
公式HP
 

日本に2個しかない無塗装の灯台|男木島灯台

この灯台も日本の灯台50選の選出されている、価値ある灯台の一つ。灯塔は全て御影石で造られており、無塗装で仕上げてあります。ちなみに無塗装の灯台は、日本では角島灯台と男木島灯台の2つだけです。灯台からは、船舶の交通量が多いことから「海の銀座」とも呼ばれている「備讃瀬戸東航路」を眺めることが出来ます。そのため船舶マニアの絶好のスポットとしても知られているようです。
 
↓↓画像の上でクリック&ドラッグすると、360°の景色が楽しめます↓↓

 
世の灯台は白がほとんど。しかし無塗装総御影石造りの男木島灯台は、石の地色のままです。ところどころ色がくすんでいるところに、武骨な魅力を感じてしまいます。武骨ながらもどこか上品さを感じてしまうその姿は、離島小国の騎士と言ったところでしょうか。筆者、実は男木島灯台が一番好きです。
 
男木島灯台
電話:無し
住所:香川県高松市男木町1062-3
四国観光公式サイト
 

聖地を守護する日本の象徴的灯台|出雲日御碕灯台

大国主命が鎮座する、日本の聖地の一つ「出雲の国」。その聖なる海を見守ってきた、日本を象徴する灯台です。なんと日本の灯台50選だけでなく、世界の灯台100選にも選ばれている灯台マニアの中ではスター的存在。もちろんAランクの保存灯台でもあります。石造洋式灯台としては日本一の灯塔の高さを誇り、耐震補強を施されてはいますが、竣工当初の姿をそのまま保っている数少ない灯台としても有名です。
 
↓↓画像の上でクリック&ドラッグすると、360°の景色が楽しめます↓↓

 
日御碕の崖に立つ姿の神々しさは、まさに王者の風格。ミドルエイジの武闘派貴族のイメージかな?しかも切れ者。美しく逞しく、どこか近寄りがたいその姿に、心の全てが持っていかれるような感覚すら覚えてしまいます。出雲の荒々しい海を見守る、おそらく今後守り神として八百万の神様に加わるであろう姿からは、オーラすら感じてしまいそうです。
 
出雲日御碕灯台
電話:0853-54-5341
住所:島根県出雲市大社町日御碕1478
公式HP
 

伊勢志摩国立公園の美しさを彩る白亜の塔|安乗埼灯台

日本のもう一つの聖地と言えば、天照大神が鎮座する伊勢神宮がある伊勢・志摩。2016年に開かれた伊勢・志摩サミットでも注目を浴びた観光スポットです。安乗埼灯台は伊勢半島の安乗崎に立っています。リアス式海岸の造形が美しい伊勢志摩国立公園を彩る立ち姿からは、何処か愛らしさすら感じてしまうでしょう。
 
↓↓画像の上でクリック&ドラッグすると、360°の景色が楽しめます↓↓

 
中型と言っても伊勢・志摩の海が織りなす壮大な背景と比べるとかなり小さく感じてしまいます。上で愛らしさを感じると言ったのは、このためかと。このくらいの大きさの灯台は全国でも多いのですが、安乗埼灯台のように愛らしさを感じる灯台は珍しいですね。通常はどんなに小さくても、逞しさを漂わせていることがほとんど。安乗埼灯台からは、まだ幼さを残した少年の姿をした妖精のイメージが伝わってきませんか?明治時代から姿を変えつつ志摩の海を守っている、可愛い妖精の姿にキュンとしますね。
 
299ceb1f85f33e877b3ebc51ca45bf8f_l
 
少し遠くから、安乗埼灯台の健気な姿を観察。筆者的には、安乗埼灯台から和の血脈を感じます。日本と西洋のハーフの妖精なんでしょうか?そして安乗埼灯台はきっと真面目な妖精。大人の色気を感じないのは、四角四面なデザインの影響もあるかもしれません。
 
安乗埼灯台
電話:
住所:三重県志摩市阿児町安乗794-1
電話:0599-46-0570
公式HP
 

まとめ

どうでしたか。日本の灯台の魅力をわかってもらえたでしょうか。灯台からは何か人間的な魅力というか、艶っぽい魅力を感じる人が多いようです。繰り返しますが、筆者もそのうちの一人。普段見に行く機会が少ない灯台ですが、実際に足を運んでみると不思議と親近感を感じることでしょう。そして灯台は、一つひとつ全く違った表情を見せてくれます。今回紹介した灯台はもちろんですが、機会があれば他の灯台の表情も見に行ってみて下さいね。

お問い合わせはコチラ

資料請求・各種お問い合せは、お問い合せフォーム、またはお電話にて承っております。

お気軽にご連絡下さい。

CONTACT

資料請求・各種お問い合せは、お問い合せフォーム、
またはお電話にて承っております。お気軽にご連絡下さい。

TEL
03-4405-9228
MAIL
メールでのお問い合わせ

SHARE

Pocket