(引用元:神戸観光壁紙写真集)
1980年代は本州・四国間の陸路がなく、四国から本州へ渡る手段と言えば船がメジャーであったようです。1988年、岡山県と香川県を結ぶ瀬戸大橋が開通すると、移動手段は車にとって代わられ、四国から本州、もしくは本州から四国への移動がスムーズになりました。さらに、その後の明石海峡大橋の開通により、四国・関西間の距離がぐっと近くなったのです。
明石海峡大橋は「世界最長の吊橋」としてギネスブックにも登録されています。完成当時は瀬戸大橋の一部である南備讃瀬戸大橋が世界最長の吊橋と言われていたので、明石海峡大橋の登場をもってその座を譲ることとなりました。南備讃瀬戸大橋の長さは、明石海峡大橋、香港の青馬大橋に次いで世界第3位です。さあ、ストリートビューを通じて、瀬戸大橋・明石海峡大橋のスケールの大きさを確認しましょう。
6つの橋から成る瀬戸大橋
まず、岡山県と香川県とを結ぶ瀬戸大橋です。1998年4月に開通した瀬戸大橋は、無数の島が存在する瀬戸内海をまたいだ道路・線路の併用ルートとしては世界最大規模を誇ります。
そもそも瀬戸大橋は、1つの橋で本州・四国間をつないでいるわけではありません。香川県側から南備讃瀬戸大橋、北備讃瀬戸大橋、与島橋、岩黒島橋、櫃石島(ひついしじま)橋、下津井瀬戸大橋という計6つの橋によって構成されています。
南・北備讃瀬戸大橋および下津井瀬戸大橋は吊橋、与島橋はトラス橋、岩黒島橋・櫃石島橋は斜張橋と、橋の構造は均一ではありません。南備讃瀬戸大橋については、全長1723メートルであり、瀬戸大橋のなかでは最大規模の吊橋です。こちらは、香川県坂出市と与島間に架けられた南・北備讃瀬戸大橋です。
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南・北備讃瀬戸大橋を抜けると、次は与島橋です。瀬戸大橋のほぼ真ん中の位置にある全長877メートルの橋です。
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与島に続くのは、岩黒島橋、櫃石島橋です。どちらも斜張橋です。櫃石島橋は全長792メートル、一方岩黒島橋のほうは全長1677メートルと、櫃石島橋よりも長く、道路・鉄道を併用した世界最大級の斜張橋となります。
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最も本州寄りにあるのが全長1447メートルの下津井瀬戸大橋です。岡山県と香川県との県境に位置しており、下津井瀬戸大橋を渡ると、岡山県に入ります。
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瀬戸大橋の仕組みについてもっと知りたい方は、与島パーキングエリアおよび香川県坂出市の瀬戸大橋記念公園内にある瀬戸大橋記念館にて理解を深めることができます。
瀬戸大橋記念公園
電話:0877-45-2344(公益財団法人瀬戸大橋記念公園協会直通)
住所:香川県坂出市番の州緑町6番地13
ギネスブックにも登録されている世界最長の吊橋
世界最長の吊橋としてギネスブックにも登録されている明石海峡大橋は、兵庫県明石市と淡路島とを結ぶ全長3911メートルの橋です。瀬戸大橋が開通した翌月に工事が着手され、10年以上の歳月を経て完成しました。1995年に阪神淡路大震災が発生した時には明石海峡大橋にも影響が及び、橋の基礎を支える地盤が動いたことによって、橋が予定よりも長くなったそうです。
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明石海峡大橋は車での走行はもちろんのこと、自分の足で歩いてギネス級の橋のスケールを実感することもできます。明石海峡大橋を徒歩で渡る場合、前もってインターネットまたはファックスでのお申込みが必要です。
徒歩の場合、車が通る道路の横に設けられた路側帯を歩くわけではありません。道路のちょうど下、海面から50メートル上の橋桁を歩きます。足元は格子上になっており、眼下は海面です。スリル感を味わうことができますが、高所恐怖症の方にはあまりおすすめできませんね。
国際貿易港である神戸港に近い明石海峡付近には、1日1500隻近くの船が往来しています。明石海峡大橋の下を通過する船の様子を観察できます。
そして、橋に設置されたエレベーターを使って海上約300メートルの塔頂に登ると、そこには見たこともない絶景パノラマが広がります。天候次第ではあべのハルカスや関西国際空港、さらには小豆島まで見渡すことができます。
明石海峡大橋
まとめ
瀬戸大橋(正確に言えば、南備讃瀬戸大橋)および明石海峡大橋は、世界有数の吊橋です。明石海峡大橋においては、マグニチュード7.2を観測したあの阪神淡路大震災にも耐えたわけですから、最強の吊橋とも言えるのではないでしょうか。世界レベルのスケールを実感するために、一度自分の目で確認されることをおすすめします。
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