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日本の象徴富士山。もう長らく噴火はしていませんが、今もなお火山活動を続ける活火山でもあります。最後に観測された大きな噴火からはもう200年以上が経過しており、活火山であることも忘れて、その景観を楽しんだり登ったりしている人がほとんどではないでしょうか。富士山のふもとにはかつての火山による名残で出来た涼しいスポット-洞窟-があります。今回は代表的な3つをご紹介したいと思います。

 

冷たい風が吹き抜ける!?富岳風穴

洞窟といえば、暗くてじめじめしている場所というイメージがありませんか。まったくもって間違いではありませんが、訪れる季節によっては、とても楽しむことができるスポットでもあります。天然記念物に指定されている富岳風穴もそのひとつ。
 
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入り口から入ると、富士樹海の中を少し先に進みます。途中にも溶岩によって出来た小さな溶岩棚やガス穴などもあるので、期待感も高まってきます。富岳風穴は、溶岩の流れによって作られた、横穴式の洞窟。洞内に大きなアップダウンも少ないため、比較的歩きやすい洞窟です。
 
洞窟に入る際には少し急な階段を下りますが、一段降りるたびに、空気がひんやりと冷たくなっていくのが分かり、真夏の暑い時期にはもってこい。洞内には氷柱もあり、年間平均気温はなんと3度なんだとか。まさに冷蔵庫のような状態。昔は、実際に冷蔵の貯蔵庫として使用されていたため、その歴史が垣間見られる展示もあります。
 
洞内はおよそ201mで、見学にかかる時間は20分弱。混雑状況によって多少前後するようですが、真夏の観光ならば、ちょっと時間が長くなっても良さそうですよね。
 
【施設情報】
施設名   ・・・富岳風穴
住所    ・・・山梨県南都留郡富士河口湖町西湖青木ヶ原2068-1
入洞時間  ・・・9:00~17:00前後(時期によって変動アリ)
入洞料金  ・・・大人350円 小人200円
電話    ・・・0555-85-2300

 

一年中巨大な氷柱が見られる!鳴沢氷穴

富岳風穴と並んで、国指定天然記念物である鳴沢氷穴は、富岳風穴と1kmと離れない場所にあります。
 
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しかし、その様子は大きく違い、こちらは竪穴型の洞窟であるため、アップダウンが多少激しくなってきます。洞内のあちこちで氷柱が見られるので、当然気温も低くなっていますので、薄着で訪れると後悔するかもしれません。この氷穴では、天井から足元まで連なる氷やつららなどを見ることができますが、実は一番の見ごろは夏なんだとか。寒い時期に氷が大きくなりそうに思いますよね。
 
実際は、春に溶けた雪水が夏ごろに洞内で氷に変わっていくのだそう。だからこそ、真夏で外気温は30度越えで猛暑だというのに、洞内は氷であふれ0度近いキンキンの状態。という温度差が生まれ、夏の観光客も多くなるんですね。真夏に楽しむ天然氷を今年は富士山麓に見に行ってみませんか。

 
【施設情報】
施設名   ・・・鳴沢氷穴
住所    ・・・山梨県南都留郡鳴沢村8533
入洞時間  ・・・9:00~17:00前後(時期によって変動アリ)
入洞料金  ・・・大人350円 小人200円
電話    ・・・0555-85-2301

 

洞窟は続くよどこまでも??

氷穴には、もうひとつ見所があります。それは、洞窟の奥にある「地獄穴」と呼ばれる水の通り道の存在。その穴の先が一体どこまで続いているのか、未だに調査が出来ていないのだとか。そこに建てられた看板には「一度足場を失うものなら、二度と変えることのできない・・・」と、なんとも恐ろしい表記まで。
 
なんでも、この地獄穴は江ノ島にある洞窟に繋がっているという伝説もあるそうです。江ノ島と氷穴との距離はおよそ70kmを越えるというからにわかには信じがたいですが、江ノ島の洞内にも同様の表記があるというから、もしかしたら・・・・・・なんて想像もしちゃいますよね。ちょっと覗き込んで、湘南を感じてみるのも良いのではないでしょうか。

 

コウモリが生息する安住の地?コウモリ穴

富岳風穴・鳴沢氷穴からは少し距離が離れますが、同じく富士山麓にある西湖コウモリ穴。
 
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こちらは、先にご紹介した二穴よりも、もう少しアクティブに楽しむ場所となります。受付でヘルメットを貸し出され、しばらく樹海を歩くことになります。ヘルメットをかぶり、深い森の中を歩いていると、それだけでだんだんと気分は探検家気分に。それを待ち受けるのは、横に広く口を開けるコウモリ穴。洞穴まで辿り着くと、最初に目につくのは入り口の大きな柵。獰猛な獣でも出てくるのではないかと緊張感が走りますが、この柵はコウモリを守るための柵なので、安心して入りましょう。
 
この洞穴は総延長350m以上にもおよび、富士山麓の溶岩洞穴の中では、最大規模のものだといわれています。風穴や氷穴と違い、そこまで冷気はありませんが、一年を通して一定の温度が保たれているんだとか。夏は涼しく、冬は暖かい環境から、コウモリが冬眠の場所で選び多数生息していたため、今の呼び名がつけられたそうです。
 
現在は、コウモリの保護区域を洞穴の奥に設けられており、コウモリ穴ではそんなコウモリたちにも会えるかもしれません。ただ、コウモリ穴は天井が低い箇所も多いため、なかなかハードな探検となります。受付で受け取ったヘルメットに何度と無く助けられることとなるので、足元は歩きやすい靴が必須ですね。
 
【施設情報】
施設名   ・・・西湖コウモリ穴
住所    ・・・山梨県南都留郡 富士河口湖町西湖2068
入洞時間  ・・・9:00~17:00(12月~3月はコウモリ保護のため入洞不可)
料金    ・・・高校生以上300円、小・中学生150円

 

今年の夏は洞穴で決まり!

いかがでしたか。最近ではケイビングツアーと言って、専門のガイドと一緒に回るツアーなどもあるほど洞窟探検は人気。とはいえ、なかなかそこまでハードな部分には踏み込めないと思っている方も多いのではないでしょうか。まずは、自分たちだけでも気軽に楽しめるスポットから行ってみるのがオススメです。
 
もっと興味がわいてきたら、本格的なケビングを体験するのも良いかもしれません。今年の夏は涼感を得つつ、新たな趣味の第一歩をふみだしてみませんか。

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