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日本各地には、伝統的なお祭りやイベントが数多くあります。その中でも、小さな子どもにとって一番の恐怖を感じる恒例行事が秋田の「なまはげ」です。毎年、大晦日の晩に山の神々の遣いであるなまはげが、里に下りてきて子どもたちを探し回るというイベントです。実際に中に入っている人は子どもたちの親やおじいちゃんなのですが、なまはげを見た子どもたちはとてつもない恐怖を感じて泣きだしてしまいます。
 
今回は、そんな秋田の風物詩である ”なまはげ” を見ることのできる「男鹿なまはげ館」をご紹介したいと思います。

日本最西端の半島に位置する

男鹿なまはげ館は、日本海に面する秋田県の最西端にある「男鹿半島」に位置しています。

 
東京駅から秋田駅まで新幹線で4時間ほど、そこから男鹿線と呼ばれる秋田のローカル線に乗って1時間経ったところにある羽立駅で下車します。男鹿線は車両が短く、座席も大半がボックス席なので昔ながらの雰囲気を味わうことができます。

なまはげの歴史

namahage
なまはげは、昭和53年に国重要無形民俗文化財に指定されています。毎年、大晦日の晩になると男鹿半島のほぼ全域で行われる民俗行事です。年に一度各家庭を巡り、「怠け者はいねが。泣く子はいねが」と練り歩く姿が有名で、子どもたちは押入れやタンスの裏などに隠れてなまはげが家から立ち去るのを待ちます。はまはげは本来怖いものではなく、悪事に訓戒を与え、厄災を祓い、豊作・豊漁・吉事をもたらす神として親しまれてきましたが、鬼のような風貌から、子どもを泣かせる怖い行事だというイメージも定着しました。
 
なまはげの語源は諸説ありますが、一番有力なのが「怠け者を懲らしめる」という意味です。その昔、囲炉裏にあったてばかりいた怠け者は手足に火斑(ナモミ)という火型ができました。そのナモミを剥いて怠惰を懲らしめ、真面目な人間にしてやるという狙いで出来た言葉である「ナモミ剥ぎ」が東北弁によって訛って「なまはげ」になったといいます。

男鹿なまはげ館に潜入

それではさっそく男鹿なまはげ館の中に入ってみましょう。

石造りの外観


 
周りを木々で囲まれたなまはげ館は、石造りで出来ています。実はこの石は、秋田の銘石である「男鹿石」を使用しています。男鹿石は別名「寒風石」と呼ばれており、硬くて熱に強いことに加え、柔らかみがあり、自然に溶け込む独特の味わいが特徴です。自然の中にあるなまはげ館が、存在感を出しつつも周りに馴染んでいるのは、この石の特徴が最大限に生かされている証であるということができます。
 

 
中に入ると、さっそく一体の赤なまはげがお出迎えしてくれます。一般的に広く知られているのは赤と青のなまはげですが、赤は「じじなまはげ」、青は「ばばなまはげ」と呼ばれています。赤の方が男性で青の方が女性ということですね。一部では、酔っぱらって赤くなった父さんなまはげとそれを見て青ざめる母さんなまはげであるという説もあります。
 
なまはげの足元には、なまはげの衣装を作る材料である「稲藁」が置いてあり、賽銭をすると御守りとして持ち帰ることができます。
 

 
さらに先に進むと、「神秘のホール」と呼ばれるスペースがあります。ここでは、ナマハゲを生み、育み、そして伝承してきた男鹿特有の風土の紹介を見ることができます。丸木舟など民具の展示、映像、グラフィックパネル、パソコン検索装置などがありますが、ストリートビューでは詳細まで見ることができないので、是非直接足を運んでみてください。

変身できるコーナーも


 
展示場の奥には、実際になまはげの恰好を体験できるコーナーもあります。「ケデ」という衣装を纏い、足にはワラで編んだすね当て「ハバキ」を付け、お面を被ればなまはげの容貌に早変わり。最後に「出刃包丁」を片手に持てばなまはげの完成です。出刃包丁は、なまはげの特徴の一つでもあり、怠け者の手や足にできた「ナモミ」を剥ぎ落とすための重要な道具としての役割を担っています。
 
実際になまはげの恰好を体験することができる機会はほとんどなく、ここでの経験は貴重なものになることでしょう。もちろん記念撮影をすることもできるので、なまはげになった姿を写真に収めてみてください。

150体のなまはげ


 
一番奥には「なまはげ勢揃い」と書かれた怪しげな暖簾があります。くぐってみると・・・
 

 
総勢150体のなまはげの展示を見ることができます。男鹿市内各地で実際に使われていたなまはげの面がずらりと並んでいて、まさに圧巻の迫力です。ちぢれ髪や顔の色、角、口、牙などにおいて、どのなまはげ仮面も一つとして同じものはなく、バラエティに富んでいます。それもそのはず、なまはげは一つ一つ手作りされることに加え、男鹿市では約60の集落においてこの慣習が行われていたためそれぞれに違いが現れることになります。各地域の人々の手によって受け継がれてきた伝統を大切に守ってきたことが伺えます。是非、近くによってその違いを確かめてみてください。
 

いかがでしたでしょうか

男鹿の人々が、昔から大切に守ってきた「なまはげ」の文化はいかがでしたでしょうか。初めて見ると少々怖い気もしますが、その歴史背景や伝統を知るとなんだか愛着が湧いてくるような気がします。古くから根付いてきたなまはげの文化が、この「なまはげ館」を通してずっと続いていくことを願います。
 
▼男鹿なまはげ館
所在地:〒010-0686 男鹿市北浦真山字水喰沢
電話番号:0185-22-5050
HP:https://www.namahage.co.jp/namahagekan/
 

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