いよいよ本格的に寒くなってきました。こういう季節は温泉に入ってじっくり温まりたいものです。
最近は都市部や住宅地にも温泉を引いた温浴施設があります。週末ごとに通っているという方もいるかもしれません。しかし、せっかく温泉に入るなら地方の温泉地に行って、のんびりしたいですよね。
今回は群馬県の草津温泉の様子を捉えたストリートビューを紹介します。草津温泉は観光経済新聞社が毎年発表する「にっぽんの温泉100選」で10年以上1位の座を維持している「日本一の名湯」です。
草津温泉のシンボル
草津温泉が日本一の評価を受ける理由はいろいろあります。温泉の泉質、湧出量なども重要な評価基準でしょう。ほかにも草津温泉が評価を受ける理由として、宿泊施設や飲食店が温泉街の中心に集まっており、ちょっと遊びに行くというときに便利だという点も挙げられると思います。
草津温泉街の中心地にあるのが「湯畑(ゆばたけ)」です。湯畑を囲むようにホテル、旅館、飲食店、土産物屋がぎっしり並んでいます。
↑↑ 画像の上でマウスをグリグリ動かすと、360度の景色が楽しめます。右端の羅針盤のようなアイコンをクリックすると自然に画面が回転します↑↑
湯畑は草津温泉にある源泉のうちの1つで、湧き出したお湯を周囲の旅館、ホテル、浴場に送っています。高温の源泉が湧き出ているので常に湯気が立っており、温泉特有の硫黄の香りが周囲に立ち込めています。草津を訪れる人は必ずと言っていいほど足を運ぶ、「草津温泉のシンボル」と言ってもいい場所です。
性質の異なる2種類のお湯
湯畑の周囲にはいくつか共同浴場がありますが、その中でも最近注目を集めているのが「御座之湯」です。この浴場は江戸時代に実在した浴場から名前を取って、2013年4月に営業を開始しました。江戸時代の建物と同じように、木材と漆喰を使って建築したそうです。
御座之湯には浴場が2つあり、「木之湯」と「石之湯」という名前が付いています。木之湯はその名の通り木材を使って作った浴場で、浴槽にはヒノキ、床にはナラ、柱にはヒバの木を使っています。
↑↑ 画像の上でマウスをグリグリ動かすと、360度の景色が楽しめます。右端の羅針盤のようなアイコンをクリックすると自然に画面が回転します↑↑
木之湯の浴槽を見ると、2つに分かれています。実は、それぞれの浴槽に入っているお湯は、別々の源泉から引いてきたものです。奥の浴槽にはすぐ近くにある湯畑から引いてきたお湯が入ってます。一方、手前の浴槽には草津温泉街の郊外にある「万代鉱源泉」から引いてきたお湯が入っているのです。
それぞれの泉質も異なります。湯畑のお湯は強い酸性の硫黄泉で、万代鉱源泉のお湯はさらに強い酸性の塩化物硫黄塩泉です。どちらも強い酸性のお湯なので、肌に軽い刺激を感じることもあるとのこと。神経痛、関節痛、慢性消化器病、美肌などの効果を期待できます。
↑↑ 画像の上でマウスをグリグリ動かすと、360度の景色が楽しめます。右端の羅針盤のようなアイコンをクリックすると自然に画面が回転します↑↑
これが石之湯です。浴槽や床が御影石でできています。木之湯と同じように浴槽が2つに分かれていて、それぞれ湯畑の湯と万代鉱源泉の湯が入っています。営業時は木之湯と石之湯をそれぞれ男湯、女湯としていますが、定期的に入れ替えているそうです。
【施設情報】
施設名 ・・・御座之湯
住所 ・・・〒377-1711 群馬県吾妻郡草津町大字草津421
電話番号 ・・・0279-88-9000
営業時間 ・・・7:00~21:00
草津最大の露天風呂
もう1つ、草津温泉にある公衆浴場をご紹介しましょう。湯畑から路地に入り、しばらく進むと河原に出ます。この河原は「西の河原(さいのかわら)」と呼び、あちこちから温泉が湧き出し、川となって流れています。その河原沿いにしばらく歩いたところにあるのが「西の河原露天風呂」です。
西の河原露天風呂は男湯、女湯合わせて500m2にもなる巨大な露天風呂です。これは日本でも有数の広さで、草津温泉では最大の露天風呂です。それでは、ストリートビューをご覧頂きましょう。
↑↑ 画像の上でマウスをグリグリ動かすと、360度の景色が楽しめます。右端の羅針盤のようなアイコンをクリックすると自然に画面が回転します↑↑
まるでプールのような広さです。これだけ大きな露天風呂に入ったら、開放的な気分になって、リラックスできることでしょう。しかし、これはまだ半分です。もう1つ、同等の規模の露天風呂があります。
↑↑ 画像の上でマウスをグリグリ動かすと、360度の景色が楽しめます。右端の羅針盤のようなアイコンをクリックすると自然に画面が回転します↑↑
こちらも広くて気持ち良さそうですね。どちらの露天風呂も万代鉱源泉から引いてきた、強い酸性のお湯を使っています。
ちなみに、万代鉱源泉は草津温泉にいくつかある源泉の中でも、最も多くのお湯が湧き出す源泉です。湧き出すお湯の温度は約95度とかなり高く、そのままでは浴場には送れません。そこで、浴場に送る前に水道水を加熱するために使っているそうです。これで温泉の温度は約55度まで下がり、各浴場に送れるようになります。
高温の温泉水で加熱した水道水は温度が約60度まで上がるので、温水としてホテル、旅館、家庭に提供しているほか、道路に埋め込んだパイプに流すことで、路上の雪を溶かすために使っています。
【施設情報】
施設名 ・・・西の河原露天風呂
住所 ・・・〒377-1711 群馬県吾妻郡草津町大字草津521-3
電話番号 ・・・0279-88-6167
営業時間 ・・・4/1~11/30 7:00~21:00 / 12/1~3/31 9:00~21:00
草津よいとこ一度はおいで♪
草津温泉の注目スポットを少しご覧頂きました。草津には気持ちのいい温泉があり、おいしい食事を出す飲食店もたくさんあり、のんびりできる本当によい所です。民謡「草津節」にも、その様子を表す「草津よいとこ一度はおいで♪」という歌詞が残っています。みなさんも、一度は草津温泉を訪れてみてください。
CONTACT
資料請求・各種お問い合せは、お問い合せフォーム、
またはお電話にて承っております。お気軽にご連絡下さい。
- TEL
- 03-4405-9228
- メールでのお問い合わせ