「El Capitan」という言葉を耳にしたことがあるという人は少なくないのではと思います。2015年9月30日にアップルはMacintosh向けの新OSの提供を始めました。その名前が「OS X El Capitan」です。早速ダウンロードして使っているという人もいるでしょう。
El CapitanがどのようなOSであるかということは、実際に使っていただくか、雑誌やWebの解説記事をご覧いただければと思います。で、大切なことを1つ。「El Capitan」という言葉はどこから来たのでしょうか? ご存じない、あるいは知っているはずだけど忘れてしまったという人はかなりいると思います。
El Capitanは、アメリカ・ヨセミテ国立公園にあるロッククライミングの名所です。高さおよそ1000mの崖。壁面は花崗岩の一枚岩でできているそうです。筆者などは、1000mも崖を登るなんてご苦労なことですねと思ってしまいますが、グーグルはEl Capitanを登っていくルートをストリートビューでとらえてインターネットに公開しています。本当にご苦労さまです。今回はストリートビューを通してEl Capitanの姿に迫っていきましょう。
ヨセミテ国立公園の名物
El Capitanがあるヨセミテ国立公園は、カリフォルニア州の東側を南北に走るシエラネバダ山脈の中に位置しています。1年を通じて過ごしやすい気候で、多くの観光客を集めているそうです。
El Capitanは、ヨセミテ国立公園を代表するクライミングスポット。さまざまなルートで登っていけるため、フリー・クライミング愛好家の間で人気を博しています。では、El Capitanのストリートビューをご覧頂きましょう。
↓↓画像の上でクリック&ドラッグ! 景色が動いて変化を楽しめます↓↓
いきなりでびっくりしたでしょうか? 地面に真っさかさまに落ちていきそうですね。ちなみに、写っている女性はフリー・クライマーのLynn Hillさんです。今回の撮影で、グーグルはHillさんのほか、2人のクライマーの支援を受けたそうです。
ストリートビューの画像をドラッグして回していくと、崖の上方が見えます。普通のストリートビューでは平面の上を前後左右に進んでいくものです。こうして崖の表面を「進んでいく」となると、操作していても違和感が拭えません。
まるで飛び降りるような気分
違和感を覚えながらも上に向かって進むと、すぐに頂上に到着します。今度は折り返して下って行きましょう。以下に、頂上の様子をとらえたストリートビューを示しますが、崖から飛び降りるような気分になるかもしれません。
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下って行くと、素晴らしい景色を見ることができます。しかし、真下を見ると恐怖を感じるかもしれません。途中で壁面に取り付く男性を確認できます。この男性は、今回のインドアビュー撮影に協力したAlex Honnoldさんです。
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さらに下っていくと、棚になっている場所で2人のクライマーが休憩している様子を見ることができます。
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撮影なんてとても無理なように見えるが……
El Capitanを登って、下ってみましたが、どんな気分でしょうか? 高所恐怖症の方は、恐ろしくて手を出せなかったかもしれません。ところで、登るだけでも大変なところでどうやって撮影をしたのでしょうか? グーグルは撮影風景を捉えた写真を公開しています。
カラビナやひもなどを使って壁面に三脚を固定して撮影しています。ここまでして撮影するのも一苦労ですが、撮影機材を運びながら壁面を登っていくのも大変だったでしょう。ご苦労さまです。
フリークライミングを楽しんでいる人は、それほどいないと思います。また、このストリートビューを見て「やってみたい」と思う人もあまりいないでしょう。しかし、自分の力ではなかなかできないことを、仮想的とはいえ体験させてくれたという意味で、このストリートビューは貴重なものであると思います。
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