MEO対策とは?
MEOとは?
MEO(Map Engine Optimizatio)とは、 Googleマップを中心とした地図サービスにおいて、店舗情報を検索結果の上位に表示させることを目指す取り組みのこと。ホームページがGoogleなどの検索エンジンの検索結果に上位表示することを目指す取り組みをSEOと言いますが、MEOはこれを地図上で行うものです。
ユーザーはどうやってあなたのお店にたどり着くか
例えば、ユーザーが「新宿駅」付近で昼食をとりたいと思ったとします。ユーザーは、PCやスマホを使って「新宿駅付近のランチ」と検索すると、検索結果には、Googleマップ上にある、新宿駅周辺の飲食店がいくつか表示されます。
多くのユーザーはその中から飲食店をマップ上で確認し、気に入ったお店を見つけたら、そのままGoogleマップで経路を確認してお店を訪問します。
このように、あなたのお店がユーザーの検索結果に表示されれば、ユーザーがあなたのお店を訪れる可能性はぐっと上がります。
MEOはイメージアップや集客につながる
スマホやPCで訪れるお店や施設を検索するユーザーにとって、表示されるお店の情報は多ければ多いほど、お店への信頼感や好感度は上がります。屋内の画像や、飲食店であれば食事の画像といった視覚情報が充実していれば、「このお店に行きたい!」というユーザーのモチベーションは上がります。
MEO対策はなぜ必要なのか
スマートフォン利用者の増加
2008年にiPhoneが発売されて以来、急激に普及が進んだスマートフォン。日本におけるスマートフォンからのインターネット利用者は、2018年には月間平均で7000万人を超えています。
画像参照元 ニールセン
これは、国民の約60%にものぼる驚異的な数字。いかに多くの人がスマホを使って情報を得ているかが良く分かります。
中でも、目的地の情報を瞬時に調べることができる地図アプリは、幅広い世代が利用しています。
その中でも、Googleマップの利用率の高さは圧倒的。皆さんの中でも、日常的にGoogleマップを利用している、という人は多いのではないでしょうか。
検索結果ページを見てみよう
それでは、目的地をインターネットで検索した際に、どのような検索結果が表示されるのかを見てみましょう。
例えば、「代官山 ディナー」と検索すると、代官山駅付近でディナーを提供している飲食店の検索結果が以下のように表示されます。
このように、検索結果のトップに表示されるのは、Googleマップからの検索結果。そのほかのインターネットサイトの表示が、その後に続きます。
当然、ページの上部に表示されるコンテンツの方がクリックされやすいですから、この検索結果に表示されているお店は、集客率がぐっと高まるでしょう。
Googleのローカル検索とは
皆さんは、「ローカル検索」という言葉を知っていますか?
ローカル検索とは、インターネットの検索エンジンで「場所」に関連する検索がおこなわれた際に、その検索に適した「場所の情報」を表示させるしくみのことをいいます。
先程の検索結果を見ても分かる通り、Googleは、近年になって、「ローカル検索」を検索結果の上位に表示させるようになりました。
これは、Googleが、利用するユーザーにとっての利便性をより重視しているためです。
GoogleマップのテレビCMが放映されているのをご覧になったことはありますか?Google社が、ローカル検索へかなりの投資を行っていることがうかがえます。
例えば、Googleを使って「レストラン」と検索してみてください。すると、検索結果の上位には、地図上にあなたの現在地付近のレストランが表示されているのではないでしょうか。
このように、「ローカル検索」はユーザーの位置情報を検索結果に反映します。
この結果上に自分のビジネスを表示させることで、あなたのビジネスの付近にいるユーザーに自動的に自分のビジネスをアピールすることができるのです。
ローカル検索結果の掲載順位が決定される仕組み
関連性
関連性とは、ユーザーが検索窓に入力した「検索語句」と、検索結果に表示されるビジネスの内容が合致する度合いを指します。
例えば、「イタリアン」と検索した際に、その語句と関連性の高いのはイタリアンレストランでしょう。この場合、和食を提供するレストランは上位に表示されにくいかもしれません。
また、「近くのピザ」と検索すれば、メニュー情報や口コミに「ピザ」という語句が含まれるビジネスが上位に表示されるでしょう。
充実したビジネス情報を掲載すると、ビジネスについてのより的確な情報が提供されるため、リスティングと検索語句との関連性を高めることができます。
距離
距離とは、検索語句で指定された場所から検索結果のビジネス所在地までの距離を指します。例えば、「渋谷駅 カフェ」と検索すると、渋谷駅までの距離のより近いビジネスが表示される可能性が高くなります。
知名度
知名度とは、ビジネスがどれだけ広く知られているかを指します。例えば、多くの人に知られている著名な美術館やホテル、有名なブランド店などは、検索結果で上位に表示されやすくなります。
ビジネスについてのウェブ上の情報も知名度に影響します。そのため、独自のWEBサイトを持っている場合はそのWEBサイトが上位表示されているかや、飲食店であればグルメサイト内にそのお店の情報があるかも、表示順位に関係します。
また、Googleでクチコミ数が多く評価の高いビジネスは、掲載順位が高くなります。
MEO対策における画像情報やストリートビュー(屋内版)の意味
せっかくビジネスが検索結果に上位表示されても、まったく画像が掲載されておらず、WEBサイトなどのお店の情報があまりない場合、ユーザーは不安になってしまうかもしれません。
人間の脳に入る情報の約90%は視覚的情報と言われています。Googleマップ上でビジネスを見つけた際、その施設の内部の画像があることは、ユーザーの訪問へのモチベーションに大きく働きかけます。
その画像が、屋内の様子を360°閲覧することのできるストリートビュー(屋内版)の場合、ビジネスへの信頼度はさらに高まります。
MEO対策とは具体的に何を行うのか
口コミ数と評価の向上
先ほど挙げた、「関連性」「距離」「知名度」のうち、ビジネス側で向上させやすい要素が「知名度」です。
あなたのビジネスを訪れるユーザーに、Googleマップ上の口コミを投稿してもらいましょう。もちろん、評価も高ければ高いほど集客には有利となります。
Googleマイビジネスに登録しよう!
Googleマップ上にビジネス情報を表示するには、「Googleマイビジネス」への登録が必要です。
こちらのページにアクセスして必要事項を入力したら、「オーナー確認」をうける必要があります。Googleから郵送で確認コードを受け取り、コードを入力することで、そのビジネスのオーナーであることが認証され、マイビジネスを利用できるようになります。
まいビジネス上には、お店の名前や住所、電話番号、営業日・時間、WEBサイトなど、なるべく多くの情報を掲載しましょう。
リンクするWEBページの上位表示
ビジネスにリンクしているWEBページが検索結果の上位に表示されている場合、それはGoogleマップの表示順位にも優位に働きます。
WEBサイトを持っている場合は、そのサイトが上位表示されるように施策を施しましょう。
画像枚数の増強
先程触れたとおり、写真やGoogleストリートビュー(屋内版)などの視覚情報の充実は、より多くのユーザーをひきつけるために重要です。施設内をなるべく美しい状態で写真に収め、マップ上に投稿しましょう。
最新の情報発信の頻度向上
Googleマイビジネスには、「投稿」という機能があります。「投稿」機能では、自社のイベント、商品、サービスなどの情報を、Google 検索や Google マップに直接公開することができます。こういった投稿の頻度が高いことも、表示順位に影響を及ぼします。
MEO対策成功事例
大手飲食チェーンの場合
都内を中心に50店舗以上を展開する飲食系チェーンの事例では、ビジネス情報の充実やGoogleストリートビュー(屋内版)の導入などの施策を行った結果、WEBサイトへのアクセスが2倍にも増加し、Googleマップを通じたチェーン全体での予約が10%以上増加したという結果が出ました。
都内ビジネスホテルの場合
都内にあるビジネスホテルの場合、MEO施策を行った結果、GoogleマップからのWEBサイト流入が施策前の30%増加しました。また、導入後の月間売り上げが、6か月連続で前年を上回りました。
まとめ
MEO対策は、スマートフォンや地図アプリが普及した現在、実店舗への来客を想定しているビジネスにとっては急務となっています。Googleマップ上のビジネス情報の充実やGoogleストリートビュー(屋内版)の導入などで、Googleマップからの集客をはかりましょう!
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